第1章 元ヤンナース子ども時代!

第1話 茜異世界に放り出される

ん…ここは…

辺り見渡すが…どう見ても森の中…

………

あんのクソ女神!

こんなところでどうしろってんだ!

森の中で道具も何もないじゃないか!


(ありますよ)


あん?なんか声が聞こえた気がする…


(持ち物ならありますよ。持ち物と考えてみてください)


…とりあえず考えてみた…

色々持ってるな…


「あんた何もんだ?」

(私は、茜さんをサポートする、サポートシステムです。)

「まんまかよ…どこにいるんだ?」

(姿はありません、茜さんの脳内に語りかけているだけですので)

「あぁそうかい…で、そのシステムさんとやら、これからどうすればいい?」

(選択肢があります。1,ここに住むために拠点を作る。2,人のいる街にでる。)

「1は却下、2で」

(それでしたら右に90度回ってください)


右に90度ね…右を向いて、こんな感じかな

「これでいいか?」

(はい、その先200mに街道が存在します。)

「へぇ~とりあえず行ってみるか…」


しばらく歩くと、街道らしきところに出た、

右見ても左見ても林道なわけだが…


「で?これからどうしろと?」

(左へ2時間程歩くと行くと村があります。右へ1日行くと町があります。)


歩くのだるいな…

日本にいるときのものを持ち込めるって言ってたな…

なら相棒(バイク)があるはずだ、

バイクと念じたら目の前にバイクが現れた…でかくなったなぁ相棒…

んなわけあるか!自分が縮んでる!


「なぁお前、これ小さくできたりしないか?」


………

反応が無いな…お前呼ばわりじゃ反応しないって事かよ…


「おい!サポートシステム!」

(っは!なにか御用でしょうか)

「これを小さくできないかって聞いてんの!!」

(しばらくお待ちください…承認されました…以降、持ち物すべて、茜様のサイズに適切になるよう設定されます。)

「誰に許可とったんだ?」

(ネア様です)

「うちがいちいち教会とやらに行かなくても、お前に言えばネアに伝わるのか?」

(伝わります)

「教会行く必要ねぇじゃん!」

(行かないと会えませんよ?)

「必要ねぇよ!」


とりあえず、小さくなったバイクにまたがり街に向かうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る