自由な世界を求めて

七星北斗(化物)

プロローグ

『自由とは、他人の自由を害さないことだと思われがちだけど


私はそうは思わない


自由とは行動の一つ一つに責任がともなうもの


それは決して他人の自由を害しないことではないんだよ


現実はそうやってまわっているのだから


                 九志波芽々』


『一人はみんなのために、みんなは一人のために』担任の教師がいつもそういっていた。


 その教師は、女生徒に手を出して捕まった。


 授業では、毎度のことのようにうんちくを喋り、自由について熱く語っていた。


 僕は自由について、今まで一度も考えたこともなかったな。


『自由ってなんだろ?』


 僕が出せる答えは『よくわからん』その一言。


 そんなある日、教室のクラス全員が異世界転移をした。


 転移した場所は、地面に魔方陣のある廃墟だった。


 戸惑うクラスメイト、嫌な予感がした僕は、急いでその場を離れた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

自由な世界を求めて 七星北斗(化物) @sitiseihokuto

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ