第5話 私の高校選び

私は高校というものに興味を持たなかった。


なのになぜ勉強をして高校に進学しているのか。理由は好きな塾の先生がいてとても頭の良い先生だったから少しでも近づきたいと思ったのと

高校のことは考えずに興味を持った心理学の勉強をしたいと思っていた。高校で心理学を学べる学校を探した。見つけた。でも家から遠い。乗り物酔いをするからなるべく近くが良かったしその授業を受けられるという保証がないことからその学校は志望校にならなかったのと

高校に進学しないと心理学を勉強するための大学受験は厳しいと思ったから。




一つ上の学年の受験が終わった日から私は自分の受験勉強を始めた。目標が無い受験勉強を始めて半年ほど経った頃担任・親・私で三者面談をした時に今通っている学校が担任から言われた。私の志望校は

そこにするよ

と言って担任から言われた学校になった。


それまで親に連れられて学校見学に行っていたが、よく先生が言っていた「学校がしっくりくる」というのが全くわからなかった。学校が嫌いな私が感じるのは無理なのではないかと思った。




でもせっかくできた志望校。せっかく言ってもらったのだから合格するように頑張ろうと受験勉強を始めたのだった。

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