第2話 【大分類①】「寝取る男」の人物像と目的
【大分類①】「寝取る男」の人物像と目的の分類表
★大分類①「寝取る男」が女性にマジ惚れしていて、女性の心が目的。
★大分類②「寝取る男」の目的は、女性(の心)ではない。
【大②】中分類①「寝取る男」は「対女性」に目的や意識がある
【大②】中分類②「寝取る男」は「対寝取られる男」に目的や意識がある
『中②』小分類①「寝取られる男」は誰でもいい
『中②』小分類②特定の相手を「寝取られる男」として標的にする
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【大分類:「寝取る男」の人物像と目的】
「寝取り対象の女性」に対して持つ感情が「遊びかマジ惚れか」に分けられる。
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【大分類・①】「寝取る男」が女性にマジ惚れしていて、女性の心が目的。
「女性の心身」そのものが目的となっている。
「寝取られる男」は、「寝取る男」の主観世界では脇役となる。
極論を言えば、「(寝取る)男」と「(対象となる)女性」の恋愛にスポットが当てられ、「寝取られる男」の透明化が行われる。
NTRというよりは、少女漫画に見られる「当て馬」に近い。
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【大分類・②】「寝取る男」の目的は、女性(の心)ではない。
女性にマジ惚れしていないケース。
「寝取る男の目的は何か」が問題になる。
目的は大きく分けて
「対女性(例:性欲など)」
「対男性(寝取られる男・主人公)」に分けられる。
「寝取る側の男の意識がどこに向いているか」で、話のジャンルが変化する。
【大②】『中分類・1 寝取る男は「対女性」に目的や意識がある』
女性の人格や心ではなく、体や背景(地位や金銭など)に目的がある場合。
最悪のケースとしては、女性の自尊心を棄損する遊びが目的であったりする。
寝取る側の男の人格は、「テンプレ化した下衆」であることが多い。
「女性をモノ化している寝取る側の男」の人格が必要とされていない。
メタ目線で見たときは「モノ化されているのは寝取る側の男である」と考えると、皮肉が効いたパターンだ。
【大②】『中分類・2 寝取る男は「対寝取られる男」に目的や意識がある』
「中分類・1」とは逆に、女性が「モノ化」されるパターン。
最も古典的かつオーソドックスな「NTR」だと思われる。
ここからさらに
「寝取られる相手は、男であれば誰でもいいのか」
「特定の相手が標的か」
で分岐する。
【大②】『中②』(小分類・1 「寝取られる男」は誰でもいい)
「寝取られる男」も「対象となる女性」も誰でもよく、「誰でもいいから同性に対して、自分の優位性を確認したい」パターン。
「自信や自尊心が目的」の「対自分」という独立したパターンと考えることもできる。
自己葛藤に自分で耐えるのではなく、他人の反応からしか自己を確立できない。
深掘りすれば純文学のテーマにもなりそうだが、大抵の場合は、単なる最悪な男という皮相的な人物像でしか描かれない。
【大②】『中②』(小分類・2 「寝取られる男」として、特定の相手を標的にする)
「寝取る」こと自体が、寝取られる男に対するアピールであるパターン。
ガッツ、グリフィスの関係が典型。
モチベーションとしては復讐や競争意識が多いだろうが、変わり種としては恋心などもある。
「好きな男の好きな女性だから触ってみたい」
個人的に好きなパターン。
この百合のパターンで「好きな女の子の好きな男を寝取ってみた」という話を書こうと思っていた。(男を通して、好きな女の子と性行為をする女の子が主人公)
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以上が【大分類:「寝取る男」の人物像と目的】のパターンだ。
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