『ヒトが、この宇宙に存在する、意味とは』
日傘差すバイト
ニンゲンの存在意義
第1話【人間の存在意義】
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【人間の存在意義】
なぜ人間は、この世に存在しているのでしょうか?
なんのために?
これはそんな考察です。
そして、先に最終結論を述べますと。
私はこう考えています。
この宇宙の人間が探索できる範囲に、知的生命体は居ない。
この宇宙には、無意識的、あるいは、超統率的な意志がある。
なぜそう考えるのか。
それは、人間の存在意義を考えた時に到達する答えがそう示すからです。
その結論とは、
【人間が存在している意味】は、他の存在を『証明』するためだということです。
さらに、この場で指す『存在』というのは、万物万象のすべてになります。
つまり、見える物も見えない物も、思想も法則も歴史も何もかものすべてです。
また、この宇宙において、無駄な物は何もなく、必要最低限を常に求め続けているということは、なんとなく感じるのではないでしょうか。
例えば、人体というものは、精密かつ緻密であり、全ての器官や物質や現象がくまなく噛み合わさって作られています。
人体のすべてに無駄はなく、必要だからついている物しかないわけです。
異論はあるかもしれません。
そんなに正確でも緻密でもなく無駄ばかりだと思うかもしれません。
しかしよく考えるとそんなことは無いのだと、私は思います。
だって、ヒトと同じ形、同じ背丈、同じ機能を持ったロボットを作ろうとするのは、途方もないことだと思うでしょう。
その時点で、人間を超える創造物は難しいのです。
この宇宙が、このサイズの知的生命体を作り上げるのにかけた時間を思えば、なおのことです。
さて、話を戻しまして。
人体に無駄が無く、必要な機能しかついてない、という点について。
これは他の動物、しいては万物万象のすべてにも同じことが言えます。むしろこの答えは人間と他の動物を比べたときに出てきた解です。
そしてここで出た『必要最低限』という言葉をキーワードに進めます。
そもそも思いませんか?
この地球という星はおかしいですよね。
出来すぎじゃないですか?
どんなに高性能な望遠鏡を使っても、宇宙のものすごい距離とものすごい広大な範囲を探索しても、一向に地球と同じレベルの星が見つかる気配はなく、今後も見つからないだろうと私は思ってます。
それはそのはずで『他の存在を証明する』役を担う種は、この宇宙に二種類も必要ないからです。もしも、地球に似た星があるとしたら、まったくもって人類には目の届かないところに配置されてます。
そうです。配置されてるんです。意図的に。それが私の言う、超統率的な意志というものです。言わば宇宙の無意識でしょうか?
その意思を感じる物が、この地球の異質さでしょう。
この星は、まるで、人間を作り出すために用意したかのように存在してませんか。
私には、人間に見てほしいものを、すべて閉じ込めた箱庭のように見えます。
人間や生物にとって、ものすごく都合がよい星ですよね。
きっと、宇宙は『他の存在を証明するための存在』が必要であることに気付いたのでしょう。
だから、ある程度の計画性を持って知的生命体を製造しようとしたのではないでしょうか。
まずは、環境の整った星を用意し、生命の種を解き放ったのではないでしょうか。
そうして、発生した生命の中から、適合する種を探していたに違いないのです。
きっと、その過程で恐竜種の繁栄は失敗だったのではないでしょうか。だから意図的にデリートしたのではないでしょうか。
私は人類のミッシングリンクという部分に、宇宙的な意図による力が働いたのではないかと思っています。
そうして完成した人類には、他の動物にはない役割が上乗せされているのです。
それが、結論として出た『他の存在を証明する』ことなのですが、
それをさらに大別すると以下の3種になります。
『見ること』
『伝えること』
『記録すること』
この3種です。
思えば、無意識に皆さんがしている事だろうと思います。
それはそのはずで、そういう風にプログラムされているからです。
それこそが、宇宙が求めている事であり、それを集約することで存在の証明になるからです。
これらについては次の記事で書こうと思います。
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