第四話
あなたが、しんだときいても、ぜんぜんさみしくなかった。
うそだとおもったから。
だから、あなたがめをあけなかったから、あなたのかおに、わたしのなみだがながれて、あなたも、ないてるみたいだったから、なんども、なまえをよんで、ゆらして、たたいて。
てを、にぎって、ぎゅっとしたけど、あなたは、にぎりかえしたりしてくれないから。
ないて、おこって。
どうすればいいか、かんがえた。
あなたの、すきなはなや、すきなたべもの、
たのしかったことがどんどんでてきて。
ずっと、あなたを、かんがえた。
ぶつだんに、てをあわせながら。
あなたは、いつでもほほえんでくれる。
いつかまた、あえるので。
それまでのしんぼう。
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