2021年8月14日
お元気ですか?
前回のお手紙から少し間が空いてしまいました。
手紙をさぼって何をしていたかというと、本を読んだりしていました。帚木蓬生さんの『沙林』という本です。
600ページぐらいある本なのと、図書館で次に予約が入っていたので早めに読まなければと思って、隙をみては読んでいました。オウム真理教の本です。
地下鉄サリン事件が起きたとき、わたしは小学生でした。そのとき家では、生まれて初めて家族で東京ディズニーランドへ行こうという計画が持ち上がっていたのですが(新幹線に乗らなければならないぐらいには遠い地方に住んでいました)、事件が起きたために東京へ行くのを親が心配して、中止になったという記憶があります。
あのことを「松本サリン事件のため」と記憶していたのですが、正しくは地下鉄サリン事件のためですね。どちらにしても呑気なものです。当時はなにが起きたのかよくわかっていませんでしたが、漠然とした恐怖は感じました。
ディズニーランドへは中学校の修学旅行で初めて行きました。雨で、そう楽しいものでもないなあ、早く帰りたいなあと思っていたことをおぼえています。我儘なものですね。ちなみにディズニーシーともなると、人生で一度も訪れたことがありません。今後、子をもつことがなければ、このまま一生行かないような気がしています。(子どもはディズニーへ行きたがるもの、というイメージも勝手な気がしますが……)
話が逸れてしまいました。オウム真理教については偉そうに語る言葉も知識ももちませんが、ひとがなにか夢中になるものであったり救いを求めたときに、こういうたいへんな新興宗教のようなものにはまり込んでいくかどうかの境目については、ときどき考えます。
あちこちで雨がひどいようです。どうか、ご無事で。
それでは、今日はこのへんで。また書きます。
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