久しぶりじゃん

ホルモンはよく焼き派

第1話 久しぶりじゃん

私は同性に恋をしているものです。

昨日、オリンピックサッカー日本代表vsスペイン代表を一緒に観戦することになった。もうその子とは1ヶ月くらい会っていなく久しぶりに会うことにワクワクしていた。ワクワクしすぎて電車で酔ってしまうくらい気持ちは浮ついていた。

夕飯にとたこ焼きの具材を買い2人でたこ焼きを作って食べた。サッカーは惜しくも負けてしまい私は悔しさを隠しきれなかった。

そこでWiiで気晴らしをすることにした。私はぜんぜんゲームに勝つことができずそこでもまた悔しい思いをした。

次にマリオを一緒にやった。2人でやるマリオは今まで一番楽しいマリオだった。今思い出してもニヤけてしまう。

その後は寝ることになった。いつも初めは別々の場所に寝てどっちかがくっつきにくるが、お互いどう思ったかどちらもそのまま寝た。もうハグもキスもしちゃいけない。自分はそう思った。

これ以上好きになるのは辛いし、気持ちに自分が追いつけなくなるからだ。

好きになるのを諦めなきゃいけないのはとても辛い。

最近の世の中はLGBTQに寛容になっているが、実際身近にそのような人がいたらどう思うのだろうか?という風に考えてしまう。他人事だから寛容なだけで身近にいたら引かれるんじゃないか、それが怖い。

自分でも認めるのが怖い。弱さだ。

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