第3話

「…」

起きたら知らない場所にいた。

いや、正確には知っているが、来たことも、見たことも、聞いたこともない。

「何で俺はこの場所を知っているんだ?」

思わずつぶやいてしまったその時、

『ダンジョンマスターとなったからです。』

という電子音のようなものが聞こえてきた。

「おわっ!」

なっ⁉なんだっ⁉

『ダンジョンコアです。』

「へ~、ダンジョンコアなんてあるのか。って、俺はダンジョンマスターになったのか!」

『ステータスを確認しますか?』

へ?ステータスを確認?ギルドの古代の魔道具でしかできないんじゃ、

『プログラムにない存在を確認、神の権限の一部を実行、…解析完了。魔道具No.55291631778977756648165578962289172178032083837120037299372038497374668363947334937829210472472は神の権限の一部を模倣したものです。ダンジョンコアにもこの機能がプログラムされているため、実行可能です。』

お、おうっ、心まで読めるのか

『ダンジョンコアと一部融合しているため意思が解析出来ます。』

ほ~、有能なんだなダンジョンコア、まったく理解できないよ、

「まぁ、それなら頼もうかな」

『ダンジョンマスターの意思を確認、神の権限の一部を使い、個体No.286378564310421989568949229のステータスの解析に移ります。…解析完了、個体No.286378564310421989568949229のステータスを表示します』


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≪ノア≫

種族No.927520554298399270412673936028983:938894742263883920068305738

個体No.286378564310421989568949229

LⅤ :55

体力 :130

魔力 :200

攻撃力:35

防御力:20

知力 :35

俊敏 :25

運  :5


魔法


ファイヤーボール

ファイヤアロー

ファイヤーウォール

黒炎


スキル


アイテムボックス

ダンジョン作成

高度エネルギー変換:0.005y%=0.005x

高度ポイント変換:0.005y%=0.085z


称号


ダンジョンの主


=====================================================


…これが俺のステータスか、一般人の大人の体力が大体15くらいらしいから、まぁ、妥当だな。称号は、まぁダンジョンマスターだからなぁ、ただ聞きたいことが一つ、種族No.と個体No.って何だ?

『次元登録No.です。』

うん、全くわからん、取り敢えず今度からは消して、ノアって呼んでもらっていいか?

『ノア様ですね。了解しました。』

「ああ、有難う」

さてと、ステータスも分かったことだし、取り敢えず寝るか~。

「お休みなう」






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