霞
くうき
霞
昨日君が告げた
明日は晴れると
何故なら君が笑顔でいれば
全て肯定できると
晴れ渡った空を見て
夜空のこと想像した
あの夏の日が恋しくなったのは
いつだったかな?
朝を待った
夜を待った
暑さを耐え忍びながら
花を飾った
氷を溶かした
降り続いてるあの夢の言葉
教えてくれよ
何回も何回も降った雨を
掬い上げて
迷ってるこの空を掴んで
燦然と輝く星の下集まった世界を
君は地球と名付けたんだ
最悪が最高に変わる瞬間を
今この瞬間焼き付けたいんだ
ぬるい水片手に
恋をした高校時代に戻りたいって願ったこの日が
どれだけ大切だったんだろう
何十年前に戻って
僕は
君は
何を願うの?
嫌われてしまってもいい
吐き出してしまっていい
全部全部そんなものは気づけば忘れられていくんだから
泥だらけになって傷だらけになっても
僕らは
走り続けるんだ
何回も何回も呼びかけた名前が
いつの間にか呼ばれなくなった日
満たされた日々の音が
崩されていって
死の時間が紡がれるよ
空に生まれていた
淡かった思い出が
月と共に
君と泣いた夏が
浮かんだよ
晴れ渡った空に
一筋の涙が
霞に変わったんだ
この世界が紡いだのは
愛と夢の幻想郷
霞 くうき @koooodai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます