地下鉄の流れ
地下鉄のホーム
流れてゆく人々
何かの不安を抱え
それでも生活を続けてゆく
ガラスに映る私の横顔
かわいいじゃない
元気出しなさい
あんな男なんか
私は何でも手に入れてきた
きれいだから 何やっても良かったわ
でもあなたは違った
あなたは私を捨てた
まるで紙くずみたいに
あなたは成功者
私はあなたが好きだった
それは嘘じゃなかった
でもお金も欲しかった
スマートフォンをながめている
あなたの電話番号
もう削除するしかない
でも ボタンが押せない
私は何でも手に入れてきた
きれいだから 何やっても良かったわ
でもあなたは違った
あなたは私を捨てた
まるで紙くずみたいに
私には次の男が待っている
あなたもそうよね
次があるもんね……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます