ロッジAM2:00

1. 支度だけは一人前 みんなにからかわれた

  私が出来るものといえば 小さい手でやっと作る

  雪のかたまりを あなたにぶつけることぐらい


  みんなにごめんって言いたいな 私が行くといつも雪合戦

  だけどあなたの友達良い人ばかりで

  いやな顔せず 私を一人と数えてくれる


  ちょっぴり寂しい あなたもみんなもスキーの話ばかり

  ロッジに戻り苦いコーヒー 見えるのは白く塗られた風景だけ

  取り残されてしまったみたい 疲れが沸いてくる

  あなたに肩を抱かれて眠りたいけど 話しに夢中午前2:00



2. ここで待ってろよと いつも置いてきぼりなの

  そんなとき 決まって見知らぬ子供の遊び相手

  みんなが降りてくる間 やっぱり私雪合戦


  知らず知らずに頭も肩も 白くなって行く

  留守番していたほうが 良かったのかな

  身体が寒くなる頃 後悔したりするの


  離れるのいや 少しでも一緒にと

  ここまで来たのだけど 邪魔者扱いされている

  眠りにつくまで たとえ数分でもいい

  いつまでも終わりそうにない 話しの中ロッジ午前2:00

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る