第6話

 目覚めるとどこか知らない病室らしき場所に僕はいた。

「ここは……?」

 外からバタバタと大きな足音が聞こえた。

扉が大きな音を立て開くとそこには制服を着た女子高生が立っていた。髪は少しハネていてスカートは短くローファーでは無くスニーカーを履いていた。この女子はヤンキーなのかと言わんばかりの格好ではないかと自分自身にツッコミを入れていた。

「おっはよーん!」

大きな声であいさつを交わすと扉がまた開き看護師の人が怒った顔でこちらを向き

「早水さん何回言わせるの?ここは病室よ、静かにしなさい!」

彼女は何回もここに来ているらしいが僕は知らない。

彼女は一体誰なんだ?


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