第55話 日々日々時間は流れてゆく
幸いにも帝都には仕事がたくさんあり、食うのには困らなかった、ギルド本部では仕事の斡旋(日本でいう日雇いか?)もしており、ランクの低いもしくは、戦闘に自信が無い者(ドロップアウターも含む)はこういう仕事をして日銭を稼ぐようだ。中には長期契約もあるようだが・・
『こんにちはー、ケンゴーさん、いつも頑張りますねー、そろそろDランクで初心者卒業ですね、そろそろパーティーでも組んでみませんか? いい子達紹介しますよ』
『おう、頼むぜ』
この娘が元殺人鬼 (魔王候補)だ、今のところ問題なさそうだ、仕事も回してくれるし、とても優秀だ。
ー 時間はどんどん流れてゆくー
『カンパ~い、うへへ、今日から私達もBランクだー、私もいつか『日月(ひのつき)』さんみたいな獣人最強になるんだー、うぇーい』
『あんたそれで二刀流にしたんだっけ? でも、『日月』は刀の二刀流でしょ? あんたそれでいいの?』
『さんをつけろや! いいのー、憧れと現実は違うんだから、私には刀は合わなかったの、繊細すぎて獣人には難しいんだよー、うぇぇーん』
『おう、飲んでるか? ケンゴー、今日は私達の驕りだから、どんどん飲め、おめぇー、ひょれーんだから、喰いまくれ』
『大丈夫、ひょろくてもモノは男、私が保証する』
『アハハ、そういやそうだったな、わりぃ、わりぃ』
『ええ(;´-`)、何の話ー、仲間に入れてよー』
『子供にはまだ早い、成長して出直すべし』
『やだやだやだー』
さて、腰掛けに入ったパーティーだったが、ずいぶんと馴染んでしまったな、どうやら俺は雷の魔術師と認識されているらしい、~ノ衝撃系の弾丸を使った時は俺も向こうも余りの威力の高さに驚いてしまったが、秘奥義(一子相伝)だと言って納得してもらった。実際にはそういう人もいるにはいるらしい。パーティーブーストで俺もCランクだ、そろそろ切り出すか。
『昨夜もお楽しみだったみいですね(ジト目)、今日は何かご用ですか?』
獣人パーティーに入ってから好感度がすこぶる落ちた、もしかしたら、この辺りに闇があるのか?
『ああ、マントマンとまっっくろさんを探しているんだが・・』
『あちらをご覧下さい、あの透明な方(マントのみ可視)とあの闇の方(そこにあるのは深い闇)がそうです、お二方ともA級冒険者なので気分を損ねないで下さいね』
なるほど、粘り強く話かけるか・・
ー 時間はどんどん流れてゆくー
『あっ、マントさん、おはようございます』
おっ、手を振ってくれたぞ。
『ケンゴー、オヤジ(ギルドマスター)が話があるらしいから一緒に酒飲もうぜー』
こうして対象者とどんどん距離を詰めていった・・
『ギルマス、関係者を集めてくれるか、あんたには話したが、他の人物にも意見を聞きたい』
☆本日の裏設定☆
主人公のしたお仕事 馬車の積み降ろし、商品の配送、ドブさらい、民家の清掃、草むしり、孤児院での子供の面倒見、草原での魔物駆除、ポポポ草(ポーションの原料)の採取 等々
とりあえず、貢献ポイントを稼がなければならない
日銭 人は金を稼がずには生きていけない、日々の積み重ねが信用を作り、仕事を回して貰えるようになる。いざ怪我をしてもこういう下地にこそ救われる。
獣人パーティー 4人パーティー 『猟犬の牙』
犬(双剣)、羊(杖)、狼(拳)、兎(ククリ刀+弓)
日月(ひのつき) 獣人最強のA級冒険者。皆の憧れ。
男 押さえつけられたら、何も出来ないことが分かった。持ってる力が違いすぎる。あちらが俺を本命としていない。スライムドームは素晴らしい錬金物だ。
獣人には発情期がある、だから、男娼もいるし、娼婦も数多くいるようだ。
試し射(う)ち 青ノ衝撃×1と緑色ノ衝撃×1を使った。
昨夜のお楽しみ 昨夜は何も無かった、だが、肯定も否定もしてはいけない気がする、勘だが。スルー案件だ。
心の闇 気軽に触れていいものではない、踏み込むにはそれ相応の覚悟が必要。
ギルドマスターの話 娘が酔い潰れてから娘の心配話のみ、だが、いい酒を奢(おご)ってくれた。
どうやら母親が獣人らしい、ギルマスは番(つがい)では無かったようで、ずいぶん昔に別れている。これも闇か・・
神界にて神様ズ 『色々な人間がいて色々悩みを抱えながら生きているんですね、生きるのは難しく、またそこに見える刹那の光は美しいです、お酒が進みますね』 のんびり下界を見回していた。
リボルバー 累計44 大厄災6(5、4、5、5、4、4)、大逆転7(3、1、3、2、2、3、3)
*今回はガチャを引かなかったので、更新はありません。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます