青い鳥(の随筆)を探す日記

江藤すいか

第1日目 「青い鳥」探しスタート

昔読んだ、心に残る文章をもう一度読み返したくなることがある。

たしかに読んだはず。なのに肝心の本のタイトルまでは思い出せない。

よくあることだ。



最近も橋本治が書いた、メーテルリンクの「青い鳥」についての文章をもう一度読みたくなった。しかし。

手元にその本はなく、どうしても本のタイトルが思い出せない。


1990年までに出版された書籍なのは間違いなかった。

記憶では「青い鳥」に関する文章は2,3ページだった。

随筆というより、コラムかもしれないし、もしかしたら小説のあとがきだったかもしれず、その辺りの記憶は曖昧だ。本の装丁も覚えていない。



とりあえず、近所の図書館に橋本治の蔵書があるか調べ、「パンセ-橋本治雑文集成」全七巻をネット予約してみた。

「パンセ」自体は読んだ記憶が無いけれど、目的の文章は文学論的な内容とも言えるので、収録されている可能性はある。


それから、キーワード「国内 随筆 データベース」でググってみた。


「アンソロジー内容総覧 評論・随筆」(日外アソシエーツ刊)

”1946年から2005年まで日本国内で刊行されたアンソロジーのうち、評論・随筆の1412冊の内容細目集。14052人の著者の49960作品を収録。”(抄録より)


この参考図書で調べれば目的の本が見つかりそうだ。

図書館では、参考図書など禁帯出資料は貸し出しできず、館内で調べる必要があるけれど、「アンソロジー内容総覧 評論・随筆」はラッキーなことに歩いて行ける近所の図書館に所蔵されていた。


予約した「パンセ」が貸出可能になったら図書館へ行き、参考図書も調べることにする。

思っていた以上に順調なスタート。

あとは、猛暑に心が折れて出かける気力がなくならないようにするだけ・・・



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