　大坪はこれまでに辞めようとしていた事がある。

　この2年間のうち数えること5回。

　そして辞めると言った次の日に即取り消すのである。

　この日店長は出勤した時からご機嫌だった。

　もちろん大坪が辞めると言ったからである。

　今度は大坪も本気だからこれで肩の荷が降りるー♪と言ってるんるんだった。

　だがしかし。世の中そんな甘くない。

　店長が出勤して数分後、見計らったかのような大坪からの電話。

　内容は当然―――。

　これにより店長のテンションはダダ下がり。そしてその日何事も無かったかのように出勤して来る大坪。

　しかも遅刻である。

　店長は毎日ストレスを抱え…今日を生きる。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい