第3話 怪獣は1人じゃない
実はこの店には怪獣は1人ではない。
しかし、大坪に比べたらまだマシな方で、大坪以外の2人のうち1人は逆に心配になるほど。
そのうちの一人を紹介しよう。
名前は【福成】。朝から出勤するパートのおばちゃん。
非常に忘れっぽく、さらに覚えが悪い。
歳は50くらい。大坪と同じく暴れん坊である。
昨日(8月19日)の出来事。今うちのお店ではある栄養ドリンクの販売を頑張っている。
必須アミノ酸を多く含み、さらにアミノ酸の吸収を良くする成分等が含まれ、免疫力アップや疲れが吹っ飛ぶ等の効果の他、筋トレやダイエットの支援にも役立つ優れもの。
その試飲をフリーの時間を使って皆で分担して15分ずつやっているのだが、
「私のやりたい時間に出来ないッレジ応援入ってる時は出来ないッ」
と、その日珍しく他のパートさんに食ってかかったらしい。
他のパートさんは時間を見つけてやれる時にやっているのに、福成さんは試飲の時間を【午前中しかしてはいけない】と勝手に決めつけ、レジ応援があるからと出来ないやれない時間が無いと喚いていたそうだ。
この発言にパートさん達は完全に呆れ果てていた。
まだ福成さんに関しては他のエピソードを話していないのでそれくらいのこと、と思う方もいるかもしれないが、こういう事がほぼ毎日起こっている事も加味して欲しい。
いずれまた、福成さんの話をしたいと思います。
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