【異世界限定】10の質問。
今回は異世界の住人になりきって質問に答えますよ!
全力でなりきって答えるので、どんな住人になりきっているか、当ててみましょう! 当てた方々には……これはあとがきに書いておきますね!
質問その1。
君の出身地はどんな村だ?
え、どこってこの辺りを見てくれよ!
白やピンクの木がある辺りって言ったら、マシュマロン村しかないだろう?
質問その2。
君の家族構成を教えてくれないか?
家族構成!? 言えって!? 日が暮れちまうぞ!?
……じゃあ、ざっくりとでいいか?
じっちゃんに、ばっちゃんに、おかん……は喰われてたな。
おとん、あにきとあねきがいっぱいで、いっぱい喰われた。
いもうとやおとうとも似たようなもんだなぁ……。
おじさんとおばさんも、おいっこめいっこも大量よ。
あれ? 喰われたのおかんじゃなくて、おとんだったっけ?
行方不明になったんだったっけ? あれ?
質問その3。
君の名前とその由来は?
アジ・ダハーカさ。
俺は村のみんなと姿が違うんだけど、じっちゃんが言うには、昔この世界にいた生物の尻尾に、俺の尻尾が似ているんだってさ。
なんでも、体中から生えた黄金色の小さな羽に、一つの巨大な尻尾が生えた生物で、空を縦横無尽に飛び、茶色の液体を纏えば、たちまち白い山が消えるんだと。
でも、カミがアマトウ? になってからは、絶滅したんだって。
なんでかは知らないって言ってた。
ま、みんなと違った名前だけど、じっちゃんが付けた名前だからな。
嫌いじゃないぞ。
質問その4。
君の容姿は?
見てくれよこの所々尖った体!
みんなみたいに丸くなくて、ササアメの葉みたいに細長いし、太陽で銀色に光るから、かくれんぼなんかすぐに見つかっちゃうんだ!
それに、体臭が独特みたいでさ。
すこし前にマッシュード・マロコにフラれちった。
トホホってやつだなぁ。
質問その5。
君の好きな食べ物、および調理法や食べ方は?
ん? 食べ物?
喰われはするけど、食べはしないぞ?
あ、シロップ川の水なら、飲んでいるぞ!
あそこで毎日顔洗っているんだけどさ、最初ベトベトするのなんとかならないかな?
いや、乾いたらパッキパキで美味いからいんだけどさ。
質問その6。
君の趣味は?
みんなと一緒にひなたぼっこだな!
俺がひなたぼっこすると、みんなよりも美味そうな香りがするって評判だ!
でも、やりすぎると煙が出るから気を付けないといけないけどな!
質問その7。
君の将来の夢は?
そりゃ美味くなって、カミに喰われること!
その前にチョーリって試験に合格しないといけないらしいけど、俺は頑張るさ!
あとはそうだなぁ……空。
一度でいいから、空を飛びたいかな。
質問その8。
君の得意技と、その効果は?
え……これはみんなに絶対に秘密だぞ?
実は……体の周りに変な水を出せるんだ。
どこが変って……まず宙に浮くだろ? 青いだろ? 変な味と臭いがするだろ? 地面に当たると、地面が水になっちまうだろ? 触るとずっとベトベトするだろ?
ほら、変だろ?
質問その9。
君の苦手な敵、および敵の特徴は?
テキ? テキってなんだ?
ニガテな奴は……マローン・マシュマシだな。
あいつ、目が合う度に俺の口に頭を捻じ込んでくるんだ。
おかげでピンクを見る度に身構えるようになっちまった。
質問その10。
君の長所と短所はどんなところだと思う?
みんなは俺の体が丈夫だから羨ましいって言うんだ。
でも、俺にとっちゃ、みんなみたいな、だれかを受け止められる柔らかい体が羨ましいって感じちゃうな。
あ、ごめん。
長所だっけ。
えっと……あそうだ、あまり深く考えないとこがいいってじっちゃんが言ってたな。
その逆で、変に賢くなろうとする時は、ぜんぜんダメなんだってさ。
賢くなろうとするとダメって、おかしいよな。
質問は以上だ。
□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □
あとがき
五回目の今回は、弥月ねお様の質問企画でした!
まずは素敵な質問と企画を考えてくださった弥月ねお様に感謝を!
ありがとうございます!
さて皆様、今回も読んでいただきありがとうございます!
今回の質問は異世界の住人になりきってということで、非常に特殊な質問でしたね!
いかがだったでしょうか?
見事どんな住人さんか当てられた方々には、その住人が今後どんな形で私の作品に出るか、想像する権利が与えられます!
おめでとうございます!
え? 要らない?
与えられます! おめでとうございます!
ではまた!
追記
昔いた伝説って? ああ!
じゃなくて、いるのかいないのかどっちじゃい! ということで、修正しました!
企画主催者様と異なった方に感謝をしていたことが判明しました。
今後こういったことのないように努めてまいります。
誠に申し訳ありません。
改めて、今回の企画を考えてくださった弥月ねお様に感謝いたします。
ありがとうございます。
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