夕日


 枯葉がくるくると舞う


 右から左へ


 左から右へ


 そして 空へ向かって


 どこまでも高く


 茜色の夕日に照らされながら


 やがて 風に溶けるように


 私の視界から消えて


 知らないどこかで


 地へと落ちるのだろう


 あなたや私も


 同じ夕日を眺めながらも


 互いを知ることもなく


 知らないどこかで


 きっと 消えてしまうのだろう

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