第48話 金木犀の歌
今だけよ
私が美しいのは
しっかりと見つめていて欲しいの
この香りをあなたに届けるわ
立ち止まったあなたを
時が追い越していくように
私もいつか消えてしまう
私がいなくなる前に
しっかりと受け止めていて
2輪を林道で止めて
道を塞ぐようにして積もった
落ち葉を集めていると
風に乗って
そんな歌が聞こえてくる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます