第28話 奥深く
一人の農夫が神社の鳥居に寄り掛かり
にこにこと笑顔を湛えている
その横を日本蜜蜂が通り過ぎて行く
養蜂場では無い
山奥にある神社の中で
農夫はその蜜蜂の巣のありかを知っている様だ
西洋蜜蜂では無く日本蜜蜂ともなると
その蜜は高価なものになる筈
それどころか蜜蝋さえいくらになるのか
音の無い世界で
のどかな真昼の時間が過ぎていく
一陣の風と共に
また蜜蜂が農夫の前を通り過ぎて行く
彼の笑顔を尻目に
蜜蜂が通り過ぎて行く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます