四季
吉枡ニンジン
第1話四季のはじめに
春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来る。
ただそれだけのことを四季と名付け巡るのはとても素晴らしいことだと思う。そして私たちはとても恵まれている。それはただ生きているだけでこんなにも季節の移り変わりを感じることができる。それが受動的能動的にかかわらず命をこの身に感じることができる。
どれだけの苦悩や不安があっても季節は過ぎていくだけ、瞬きなどすれば一瞬で同じ光景がなかったものとして過ぎ去っていく。
あぁ、四季の中にいるのはこんなにも暖かく冷たいものなのだと、私はあとどのくらい彼らと生きていくことができるのだろう。
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