ホラーは?
A「ホラーは?」
Z「書けないでしょ。どんなに詳細なプロットがあったとしても、ホラーのなにもかもがわからんのですから。ちぐはぐなやつしか書けない」
A「そのちぐはぐさを売りにしたら? 差別化をはかれませんかね?」
Z「雑。ジャンルへの理解がないと切り捨てられそうですが」
A「まったく、ホラー体験ないですか? ホラーの洗礼を受けていないですか?」
Z「怖いのは苦手で」
A「『六番目の小夜子』は?」
Z「ん! あれって、ホラーっちゃホラーだけど、くくりとしてはファンタジーじゃないの? KADOKAWAさんのカクヨムさんで他社の名前出すのもなんですけど、新潮社さんのファンタジーの賞で出てきた作品だった気が」
A「NHK教育のドラマ版は?」
Z「観た。そうか、原作よりだいぶホラーに寄せた演出をしていたような」
A「今度、深夜に一挙放送やりますから(注 この記事が更新される頃には放送済みです)見直してくださいよ。たぶん好きですよね、学園もののあの感じ?」
Z「未成年ってだけで、アンバランスな感じ、宙ぶらりんな感じ、サスペンスが描けるからなぁ。大人との対立の構図もあるし、考えの至らない未熟なキャラクターの成長を描けるし」
A「大人ってそんなに成長しませんからね。恋愛か仕事ぐらいですよ」
Z「確かにああいうのはやりたい。あの作品の栗山千明さん的なキャラクターを描きたい。でも、あれをやったら二番煎じだからなぁ」
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