横溝賞作戦会議2021

アカニシンノカイ

お断り

Z「赤鰊の会のZです。昨年はカウントダウンという形で、日々の執筆の進捗状況などを報告してきました横溝賞企画。今年は少し趣向を変えてやっていきたいと思います。というわけで、こちらのかた、自己紹介をどうぞ」

A「みなさん、初めまして、でもないのか。赤鰊の会のAです」

Z「この企画は対談形式というか、メールのやりとりというか、で、やっていきたいと思います」

A「コロナのせいで二年? 二年半近く? 顔あわせてないですね、そういや」

Z「あなた、コロナに先駆けるように内臓痛めて病気になったしね」

A「仕事のストレスっす。それはそうと、ジャンルを【創作論・評論】にしないというのはなぜですか」

Z「【世界短編傑作集を読む】など、【創作論・評論】のカテゴリーでは進行形で既にいくつか企画を展開しているので、他ジャンルがよいという判断です。プラス、創作論というほど“論”にはなりそうにないからですな」

A「でも、詩とか童話ではないから【エッセイ・ノンフィクション】でよいのでは?」

Z「完全ノンフィクションにする勇気あります? 仕事でしくじった日の前日に睡眠時間削って原稿を書いていたとか、残業しなかったのは〆切前だからとか、職場の人に知られる勇気や根性あります? あ、これはあくまでたとえばという話ですけど」

A「うーん、そう言われると」

Z「多少、脚色というか、罪のないフェイクを交えたほうがお互い安全でしょ?」

A「確かに。ちゃんと毎日ノルマの枚数を書いてますよ、と嘘もつけますしね」

Z「プロットだけ考えるやつは黙れ、ホンマに」

A「プロットがあるのに書かない人は黙ってくれませんかね」

Z「じゃあ横溝賞用のプロットをおくれ。〆切まで二ヶ月ちょいなんや」

A「くれ、というか、プロットを二人で考えるところからさらけだす企画ですよね、これ。もちろん、応募が前提なんですから具体的には書けないことばかりですが」

Z「そらそうや。じゃあ、お互いの持ってるアイデアをぶつけあうところから始めようか」

A「そうしましょう。でも、フェイクをまぶすとはいえ、どこまで書けるんですかねぇ」

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