ちょっとした散歩 (短文詩作)

春嵐

ちょっとした散歩

 ひさしぶりの、おそと。意味もなく上がるテンション。

 お庭。

 道路。

 コンビニ。

 あっコンビニどうしよう。何か。何か買おうかな。


「お」


 あ。あなたがいる。


「コンビニか?」


 いや、なに買おうかなって。


「とりあえずおにぎりあるけど」


 あっ。食べる食べる。食べます。


「食べるって顔してるねえ。食べるか。公園まで歩こう」


 このひとは、わたしがしゃべらなくても大体わかってくれる。たのしい。

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