第13話 お嬢様の実力。

さて、どれほどの能力かは未だに未知数だからな…。どんな物を見せてくれるのか楽しみだなぁ!


「『復讐の雷鳴』」


「!?BOAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」


「『復讐の鉄鎚』」


うわぁ、今グシャっていった。グシャっていったぁ…。グロ、これは15歳以上だなぁ…。


この後、色々見せてもらったが。


「うん、凄く惨たらしいんですね。その『復讐の』シリーズ。」


「はい、これはある精霊が協力してくれているから使えるんです。私はその力を代表として借り受けているだけなんです。」


「へぇ〜。じゃあその精霊は聖物よりも弱いんですね…。」


「まぁ、余りそういう事を言ってはいけないんですけど…。はい…。戦い方に工夫をしたり、有利な状況なら勝てる可能性もあるんですけど……。何せあの能力で作られているので真っ向勝負になれば勝ち目はないと思います…。」


「それだけ聖物って強いんですね。じゃあその対策のためにここの武器を…?」


「はい、それなら私たちにも勝機はあると思っています。あの能力はこの精霊の能力とかなり相性がよくて、それが救世主の対策としてはかなりいい効果が期待できるます。」


「デバフがそんなに使えるんですか?」


「奴らは自分が一番強いと錯覚しています。なら、先手必勝で動きを制限し、そこを。」


「タコ殴りって訳ですね!楽しそうだな…。ちょっとやってみたいです。」


「ふふ、きっと面白いと思いますよ。が鳴ると思いますよ。ウフフフフ。」


「そーですねー。楽しみですねぇ!」


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「え、何でアイツがここにっ?不味い不味い不味い!…………みんなに知らせなきゃ。」


何か水晶のような物を取り出す。


「記録。何故かダンジョンに霊心がいる。至急増員を頼みます。繰り返します。霊心が生きています。至急応援を頼みます。……………。」


ガチャッ。


男子共脳筋と合流しよう。」

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「大分進んできましたね〜。今どの位ですかね。」


「ショートカットも含めて………丁度八割程度ですね。あとちょっとですね!その時は頼りにしていますよ!」


「任せてください!お嬢様の剣にでも盾にでもなりますよ。」


やっと八割か…。でもまぁ1日でこんだけ進めるって事はここから厳しいのかな。


「フフ。私としては逆転してほしいですね。確かに嬉しいですけど。(ボソッ)」


「え?」


「なんでもありません。行きましょう?」


「はい、そうですね。お足下には気をつけてくださいね?」


今は岩場の地帯に来ているのでかなり不安定になる。お嬢様はドレスだし、気を使ってあげないと。


「大丈夫ですよ。お気遣いありがとうございます。」


俺たちはドンドン進んでいく。この先に出るのは果たして……。




*作者

気遣いのできる男なのです!

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