僕の夢は輝ける青春!! 今からでも遅くない!!

@tyuuki74

僕の夢は輝ける青春!! 今からでも遅くない!!

 自分は、彼女がいない 


 自分は、ろくな青春だって送れず ラノベやネットばかりにうつつをぬかす




 そんな自分を変えたくて 変えたくて


 居間でゴロゴロしながらテレビをみていると


 甲子園で決勝戦が行われているのが流れた


 大きく伸びる打球に歓声を送る球児


 ズームアップされるチアガールに雄叫びを送る僕


 急に叫び声を上げる僕に冷たい目線を送る親




 そして同じようにろくな毎日を送れていない境遇の友達を集め


 大きな、今までの人生の空白を埋めるような下心たっぷりな夢を決めた


  「2年後の夏に甲子園に行く」


 これが僕らの目標だった




 そこからの行動は早かった


 チーム名を「セブンスター」と定め


 そこからは月から金や土日までもを朝から晩まですべてを野球へと注ぐ


 これを2年間続けた




 そして迎える試合前日


 監督が急に一同を集めて喋りだす


  「実は、ファーストの岡本が熱で明日来れないらしい、、、」


 騒然となる一同を前に僕が代表して発言する


  「監督、チームの人数が足らなくなってしまいます」




 だからチーム名を「シックススター」に変え望むことになった




 試合当日 


 バンにのり 甲子園に乗り込むが


 いくら受付に頼んでも甲子園には出れないの一点張り




  「くそ、、、」


 心の言葉が口に漏れる


  「俺らにはもうあとがないんだぞ!!


 このチーム最高年齢位は50歳 最低でも35歳だ


 みんないつ親が倒れるか


 親の金がなかったらどうやって生きていくのかと


 はらはらしながら生きているんだぞ!


 来年があるかわからないんだ!」


 と受付にどなる


 すると周りも声を荒げ始める 




 少しすると警備員たちがやってきて僕らを引っ張っていく

 

 抵抗はするが屈強な体に屈服してしまう


 2年間の長い自分たちの夢はここで潰えた




 数週間後、みんなで集まる機会があった


 ふとテレビをつけるとそれはサッカーの中継


 美人な審判が映し出される


 次の瞬間


 そこには新たな夢へ進み出すを着たニートたちの姿があった


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