海老フライが食べたい

@sea-bream

第1話 ふと出てきた言葉が答えである

 海老フライ食べたい、ただそれだけだ。

 日を跨ぎ、深夜の静寂が周りを包んで行く。部屋の灯りは既に消え、布団を被り後は眠るだけだ。しかし、今の私は冷静でいられない。食欲に支配されるのだ。目は覚め、身体は熱を発している。とても眠れる状態では言えない状態だ。何故こうなってしまったんだ強引に目を瞑り、暗い中考えることにした。

 まず私は、太ってはいない。大食いでもなければ、時間も偏ってはいない。今日も朝昼夜しっかりとご飯を食べた。間食もあまり取る方では無い…筈だ。

 次に、カロリーや糖質、健康にも気をつけている。バランスの良い食生活を心がけているし。量も減らす事はしていない。しっかりと食べる。油物は、滅多に食べる事は無い。

 最後に、今日は、昼に天ぷらを食べた。(ちなみに食べたのは、ちくわ天である)なので油を取っている。

 だから、本来食欲などて変になる身体ではない筈なのだ。なのに何故、言葉にでてしまったのだ。「海老フライが食べたい。」と。

 

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