ト、トトン

セミの知らせを聞いて

世の中が 夏と知る

彼らの声が未来に続く

願いがこめられているならば

ぼくたちは何ができるだろう

信じるのは夜道で

忘れたいのは陽の場所

永遠さえもいらない

陽が昇り落ちていく

起きる朝に音を聞く

外にあるのは 未来への

約束だと人は言う

指を切ったなら 本当が

ありふれたとしても

願いがこめられているならば

朝日を望もう


夜の道にだろうとも

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