人の話を聞かない愚王を見限り隣国に逃れた私は、多くの事に気が付いた後につつましく生活しながら幸せに過ごした:多
仲仁へび(旧:離久)
第1話 ネビュラの愚王
私の国ネビュラの王は愚かしい。
どれほど愚かしいかというと、自分に歯向かってくる人間を容赦なく処分していった末に、国が上手く回らなくなったくらい愚かしい。
だから、そんな人間についていたら、きっと破滅してしまうだろうと思った。
愚王の行動には、どうやっても先などない。
そう判断した私は、その王を見捨てる事にした。
私はそんな愚王の伴侶だから、これまでは足りない部分はできるだけ支援していこうと思っていた。
でも、たった一言の言葉すら耳に貸す事がないのだから、お手上げだ。
私は、彼に気がつかれない間に手早く荷物をまとめて、王宮の外へ。
国民には悪いけれども、これからは自分の今後の事を考えさせてもらおう。
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