結衣は学校でも変態
はぁーやっと一個目が終わった
最初から玉入れはきついわ、小学生がするもんだぞこれ
腰に効くわ
日頃から運動不足には効果的面のようだ
ぜーぜーいって水分補給がしたくてしょうがない
今すぐ水をと思って自分の席に行こうとすると
「あっ」
俺は見てしまった...いや....目があってしまった
その人物は俺らの席の少し後ろから後ろに手を組み顔を赤くして俺のことを見ている
その周りにも保護者の方々がいたから少しわかりにくいだろうけど、失礼だけど周りと比べて人目見ただけでわかるあの可愛さは結衣しかいないだろう
俺は一旦見なかったことにした
(やっぱ来るよねぇ...)
なんだろうなー俺は来てもいいんだけど周りからの視線とか考えたらそれはそれで恥ずかしいから来てほしくもないんだよなぁ
ふぅー、少しばかりのため息を吐いてお茶をぐっと飲んだ
やっぱり運動後のお茶が1番うめぇ
運動不足だけどこの美味さは分かる
どうしても背後にいるだろう結衣が気になったのでもう一度振り返ってみた
「うん?」
背中を少し捻り後ろを見たが結衣はいなかった
どこ行ったんだろうか、俺は結衣が少し心配になって次の種目に1時間ほどあるので結衣を探しに行った
大勢の観衆を抜け結衣を探す
校舎の中は誰もいないのでとても静かだ
俺の足音だけが響く廊下、俺はいつのまにか自分の教室にたどり着いた
そしてドアの窓から教室を覗くと
「え、」
俺の席に座って俺が学校に置いてある膝掛けを匂いってあると思われる結衣がいた
——————————————————————
はぁ...はぁ...はぁ....お兄様の....いい匂いぃ♡
ずっとこの匂いを嗅いでいたいです
お兄様の匂いの中で1番はお兄様のパンツですが、その次か同じくらいにいい匂いですぅ
はぁ...はぁ...すぅー.....ふわぁぁーおにいしゃまー♡
あぁーお兄様に抱きしめてもらいたいです
そして「お前はどうしようもない変態だな」と言われ私の胸を揉みしだき聖剣と化したお兄様で私は貫かれるのですぅ
興奮してきたら少しムラっとしてきました、だめだめここは外ですいくら私がど変態でも私の恥ずかしい姿を見ていいのはお兄様だけ。
そんなことを妄想してる間ももちろん膝掛けを両手で持って鼻とゼロ距離でくっつけている
時はさかのぼり、、、
お兄様の逞しい姿かっこよかったですぅ
裕翔のクラスの席から1年生の玉入れを見ていた
裕翔が汗をかいて頑張っている姿に結衣はメロメロだ (いますぐお兄様の汗を飲みたいです!)
あ!お兄様が帰ってきました
友達と話している様子ですが、あ!お兄様と目が合いました
お兄様と目があった瞬間胸がドキッとしました
やっぱり心だけじゃなくても体までお兄様に心酔しているのですね♡
少し顔が熱くなったけどお兄様の視線を私が外すわけもなくずっと合わせていると
あ!お兄様が知らんふりをしました...
お兄様...ひどいですずっとこのまま目を合わせて私たちだけの世界を作っても良かったのに
ふん、こうなったらお兄様の方から求めるように仕掛けましょうか
お兄様は嬉しいことに私を大切に優しくしてくれていますので私がいなかったらきっと居ても立っても居られず私のところに来てくれるはずです
お兄様から離れるわけですからお兄様成分が供給できないわけですからわたしはお兄様成分が唯一ある、お兄様の教室に決めました
入るともちろん誰もいませんでした
すんすんすん...お兄様の匂いを頼りにどこの席かを探ります、すんすん
「んっ」
はぁ..思わずいい匂いに声が出てしまいました
これは、お兄様の膝掛けです...
私は躊躇なくお兄様の席に座り椅子にかけてあった膝掛けを鼻に押し当てます
すぅーーーーーーはぁ....はぁ..お兄様ぁ♡
吸うだけで息切れしそうになります
お兄様の匂いは私にとって危険な薬になり得ます
頭が働かなくなってくらくらして体は熱を帯びたように暑くなります
「お兄様ぁーーーー」
現しきれない裕翔への感情が溢れ出しつい声が出てしまいます
すると足音がどんどんと近づいくる音がします
これは.....お兄様の足音です!
はぁ..お兄様ぁーついに私を求めにきたのですね、いいですよこの体はすべてお兄様のモノですから学校だろうと私は一切拒否したりしませんむしろこのまま私の貞操を貫いてほしいです!
ですがお兄様の匂いを嗅ぐのはやめませんむしろどうやってやめれるんですかこれ!?
もはや意識とかけ離れて結翔の膝掛けは結衣の鼻とくっついてしまった
あぁーお兄様が近づいてきますぅ...
あぁ!今私のこと見ました見ましたよね?
お兄様が私を変態を見るかのような目で見てます見てますよ!
あぁ!お兄様の匂いに包まれながらお兄様に冷たい視線を送られたりしたらぁ♡
「んっっっ、はぁ...はぁ...」
セーフです思わずイきかけてしまいました
危ないです
全てはお兄様のせいです私をこんな体にしたのは
—————————————————————
「結衣、流石に学校でもそれはやべーって」
結衣と俺の膝掛けはのりでくっつけられたようにずっとくっついている
結衣に近づいて俺は結衣の方に手を置く
「体育祭なんて見てもつまらないだろ?」
まぁたしかに結衣は体育祭ではなく裕翔を見にきたので体育祭には興味がない
「おにいしゃまふぁをひふのはひひんふぇす」
「なんて言ってるかわからんぞ、えいっ」
結衣が両手に持っている俺の膝掛けを取る
「あっ...」
結衣は少し悲しそうに上目遣いで俺のことを見てくる..くそ、なんか俺がめっちゃ悪いみたいになってるし
「で、なんて言ったんだ?」
「お兄様を見るのがいいんです」
「返答に困るな....」
「むぅーお兄様から質問してきたのにぃそれよりもお兄様は...私のことが気になって気になってしょうがないからここにきたんですよね?可愛い可愛いお兄様の奴隷もといペットのことが気になってきたんですよね?!」
「また返答に困るんだけど、まぁ趣旨は間違ってないな結衣のことが気になってきたんだけど...その調子じゃ大丈夫そうだな」
「いえ!ぜん!ぜん!大丈夫じゃありません今すぐお兄様とイチャイチャラブラブしたいのです!」
「いや、学校でそれは..」
「じゃあ家ならいいんですか?」
くっ痛いところつけてきやがる、って近い近い!
「わかったよ、家でおとなしく待っとけ」
「はい!お兄様の忠実なペットとして家でおとなしくしてます!、あ、もちろんお兄様の体育祭姿は拝まさしていただきますけども」
「はいはい、ほら行くぞ結衣」
俺は結衣に手を伸ばして手を繋いでやった
結衣は嬉しそうに俺の手を取ると
「お兄様、手を舐めていいですか?!」
「無理に決まってるだろうが」
一発チョップを入れておとなしくさしておいた
それから俺はめんどくさいクラスリレーを終わらし
「お兄様、愛妹弁当です♡」
昼ごはんの時間になり結衣から弁当をもらった
なんで愛妹弁当と名乗るのかよく分からなかったが
裕翔は弁当の蓋を開けた時見てしまった中身が「お兄様LOVE」とかいてあることを
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