見た目は美少女なのに実は猫なんです!

アキラヒカル

プロローグ

 一人の男が大きく叫んだ。(男の名前はかのう弓鶴ゆずる)

「人間なんか俺にはもう必要無い!

みんないなくなれーーーーー‼︎」

(身体がまぶしく光りその光は日本を包み込む)

その後直ぐに男を中心に・・・


「なんだこれ、目が見えない⁉︎

え?え?え? 誰か助けてくれ〜」



 人類は混乱し、最初は叫んでたが、その内言葉も出ずバタバタと倒れた。


 その人間を見て感染して逝った。

(見るだけで感染していった)


まさに地獄絵図。

   

『2060年日本の人類が滅びた』


 世界中から日本に軍が押し寄せ

報道から監視カメラがネットで広まると

あっというまに世界の人類が感染した。

(映像を通しても感染していった)

富や名誉も権限者でもあらゆる人類が何も出来ず人類は滅んだ。


『その世界は真っ暗に包まれた』


「ありゃりゃ、

博士の言う通りになったな!」


「人間は愚かだにゃ〜 

結果的に何回目だにゃ?

人類が滅びるのは?」


「わたくしは数えていませんよ」


「最後の人間の心の声はひどかったです」


「まぁどちらにしても行くしかないわけね!」


 世界中で2050年に脱酸素が決定していたが

その間に膨大な二酸化炭素を惜しみなく放出が行われた。



 何もかも、もう遅かった2021年人類はおろかだった。



『人類を滅ぼすパンデミックを起こした原因の弓鶴の所に舞い降りた』


(それはさっき話していた四匹の猫だった)


「タイムリミット十年未満、人類が滅びるこの時から

行くしかないわけね!」


(滅びる前に言いたい事がある・・・)


 人類は地球に必要なのかをこれから先、猫達が何故選ばれたのかは

偶然では無い事だけは間違いではない。(どうして猫なのかも)


全てはこの子達、猫達にゆだねる事になった。


あの一人の青年ゆずると共に・・・・・・


(人が選択する結果は枝別れして行き、その選択によって未来は無限に広がって行く、あなたはこの世界だけで、たったの一人しか存在しないとは誰から聞きましたか? 

過去の選択がもし違っていたらその世界が無いとどうやって知る事ができますか?)


「誰しも、あの時選択を間違えて無ければ・・・・・・」


「行動していれば・・・」


「声を掛けていれば・・・」


「知っていれば・・・」


「アイツさえ居なければ・・・」


「今の俺は違う人生を送っていたかもしれない・・・・・・」


『これが弓鶴の最後の言葉になった』


「みんな、準備はいいですか!行きますよ2050年に!」


「私達しかタイムリープ出来ないから

戻って来れなくなるけどねこの時間軸には

だけど怖い事は無いから安心してくださいね!」


「わたくしは何も不安はありませんよ」


「お腹が空いているから、着いたらご飯にゃ!」


「私も問題無いですよ、白猫さんが居るので安心です」


「じゃぁみんな私に手を付けて下さい、一回だけの

タイムリープをします!」

(三匹は白猫さんに手をつけた)


「離しちゃダメだからね!」

(白猫さんの身体が赤く光ったそのまま四匹を包み込む)


 四匹の猫はただの猫ではなく、それぞれ選ばれた存在だった

この後過去がどうなるかはこの子達が握っているのは言うまでもなく

(それは今は誰も知ることは無い・・・・・・)

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