第6話 速攻
二人で俺の部屋に入る。 男臭さが心配で、急いで換気したが、女の子はそんな事に構わず、居間の真ん中で
その
女の子に薄手の毛布をかけ、俺は部屋の隅に小さなテーブルを出して、食いかけのサバ缶をつまみに、冷蔵庫のビールを飲み始めた。
ふと自分の胸に視線を落とすと、相変わらず、例の『司令徽章』が輝いている。
いびきをかきながら、ぐっすり寝ている女の子を横目に、俺は部屋の反対側に飾ってある、『
『この
そうだ!
『女の子』というのも不自然だし、この
早速だが……ユイ、
このバッジ、どうやって外せば良いの?
……ユイは俺の質問など一切、意に介さず高いびきをかいている。
まあ、良いか……。
諦めの良さが俺の長所だ。
……そろそろ酔いが回り、更に疲労が一気に押し寄せ、俺はそのまま眠り込んでしまった。
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