「明日、死にます」
くらげまる
プロローグ
「お兄さん死ぬの?」
茹だるような夏。
アスファルトが太陽を反射してキラキラと輝いて、陽炎を映し出す。
今現在、たっている屋上となれば余計だ。
フェンスの反対側。
扉を開けたところに立つ白いワンピースが良く似合う黒髪の少女は、今にも飛び降りようと立っている俺の事をじっと見たあと優しく笑う。
「じゃあ、私に貴方の死ぬまでの時間を頂戴」
これは俺と、奇妙な少女の3日間の話。
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