文語・旧かな

氷水あの子の記憶溶くる午後


大学の課題で作った句です。季語は「氷水」で、夏の季語です。

「文語・旧かなの句を」という課題だったのですが、それまでそういった句を作ったことがなかったので苦戦しました。

「これでいいのか!?」と古語の動詞の活用を調べまくった覚えがあります。

「氷水(かき氷)を食べていると、かき氷が好きだったあの子のことを思い出す。けれど、もう顔も名前も思い出せない。覚えているのは存在だけ。氷水が溶けるのと一緒に、その子の記憶も溶けて(薄れて)いく」という句です。最後を「午後」にした理由は、午後が一番気温が高い時間なので、氷水が溶けやすいと考えたからです。

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