殺し屋に一目惚れされました

月葡萄

出会いまで後数時間 天川京水編

「天川さん、この企画書完成しましたので見てください」

僕は自分の仕事を一時中断し、後輩の白山さんから企画書を貰いその資料を見た。

「嗚呼、これでいいよ。中々の出来だ」

「はい、ありがとうございます」

白山さんは僕にお辞儀をして、自分の次の仕事をやり始めた。

僕は名前は天川京水。少し筋肉が着いている普通の会社員。3年前にこの会社に就職して、何不自由無い生活をしている。

「天川さんすみません!データまた消してしまいました!」

右から赤石さんが焦りながら僕に告げた。

またかっと思い息を漏らした。

「赤石さんデータの復元僕がするので少し待ってて」

「あ、天川さんありがとうございます!いつも本当にすみません!」

「僕ら同じ会社で働いているから助けるのは当たり前だよっと、良しデータの復元したから今度は間違えないようにね」

「はい!ありがとうございます!」

赤石さんは元気に言い、自分の仕事をして行った。

僕も自分の仕事の続きをした。

休憩を取りつつ、仕事をしていくと定時になり、帰りの準備をした。

「天川さんお疲れ様です。今日もミスをしてしまいすみませんでした」

赤石さんは今日のミスの事を謝りに来た。別に気にしていないんだけどなっと思い、僕はカバンから飴を取り出した。

「大丈夫気にしてないよ。別に大きなミスじゃないからね。ほら、飴あげるから元気だして」

赤石さんに飴を渡すと何故か頬を膨らませた。

「わ、私は子供じゃありませんよ!それじゃあお疲れ様です!」

赤石さんは怒って先に出て行った。

「天川さんいけませんよ。赤石さんは子供扱いされたら怒るのですよ」

横から白山さんが話しかけてきた。

「え?僕、子供扱いしてたの?」

「はいしてましたよ。飴で機嫌を取るのって子供扱いですよ。てかなんで飴なんですか?」

「いや、僕が飴好きだから」

僕がそういうと白山さんはクスリと笑った。

「天川さんって可愛い所あるんですね」

「え?そうかな?」

可愛いと言われ、褒めなれていない僕は少し照れてしまった。


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