ケモ化偉人伝『同盟者』

 12から3世紀以降、アフリカ西部ではいくつもの国家が興亡したが、それとは別に村々には小王がおり、バキンティキ村のママ・アダメという女性もそのような王であった。

 ある時、バキンティキにソンコ族がやってきた。かれらは、村のものたちが天性の策略家にしてライオンであるサロウム族と戦っていたのを見て

「ご助力しますワン」

と、言ってきた。

 ママ・アダメは

「ご提案には感謝しにゃすが、ご助力は、かれらがわれらを滅ぼしそうになるもで不要ですにゃ」

と、返す。ソンコ族は

「それはいけませんワン。みなで力を合わせるのですワン」

と、連携を提案。最終的には近くにいたマネー族を加えて、連合、支配権を3交代で行使できるようにした。

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