No.41「蛇の足より月曜を」

「週休7日なら、私は平日を愛そう」


 それを聞いて、“彼ら”は顔を綻ば

せた。だが、そこに月曜が混じっていることを神は赦されなかった。


「月曜は例外だ」

「なにゆえ」

「お前は私が拒んでもやって来た。その罪は贖わなくては」


 神は月曜を滅ぼし、良しとされた。かくて天地万物は完成された。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る