夢の跡2

『チョコ……ずいぶん遅いなぁ』


 それから数時間か数十年か経った頃、バニラ少し口をとがらせてボヤいた。

その頭をジャンボは撫でる。



『まぁ、アイツも頑張ってるんじゃないか?お前のおかげだよ、きっと』

『でもおれ、寂しい』



ジャンボは困ったように笑う。



『どうせ、いつかは必ず来ちゃうからな…』

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