モテるために研究したらモテるようになるはず
@kinokusa12
第1話
『モテる』とは異性から大いに好かれ、人気があることである。『モテる』ために、動画を見て研究したり、筋トレをしたり、はたまた動画の広告の脱毛グッズに手を出したなんて人もいるかもしれない。だが、実際にやってみてどうだっただろうか。モテたという人もいるだろうがほとんどの場合無意味に終わってしまったに違いない。
ということは『モテる』ための努力は無駄である
「無駄である,じゃねーよ。お前はモテるために何にもしてないだろ」
こいつは中学からの親友の鴨下悠馬だ。頭が良くて身長は180センチ。人当たりがよく中学の時は女子だけでなく教員からも好かれていた。顔もカッコいいしなんだこいつ、うらやましい。
「失礼な!インターネットにテストステロン高いとモテる。筋トレが効果的。って載ってたから中学の時からずっと筋トレしてきてたんだぞ」
「おお、そうか。なんかごめんな」
イケメンには僕の気持ちを理解することはハードすぎたようだ。
「悠馬はモテるために何かしてるのか?」
「いや、俺は別にモテたいと思ってやってることはないな、、、モテるためではないけど俺は筋トレとランニングくらいはしてるな」
ほう、ランニングに秘密があるのか、これはいい情報だ。是非これからの日課に取り入れよう
「どれくらい走ってる?」
「毎日10キロくらいだな」
やめた。やっぱり取り入れない。
「走りすぎだろ、お前はメロスか」
「メロスほど走ってねーよ。今度一緒に走るか」
「遠慮しておく」
そんな走ったら僕の脚が棒を通り越して鉄パイプになってしまう。
「そか、それは残念。お、そろそろ授業始まるな。それじゃまたあとで」
「うぃ」
返事を聞いてから悠馬は座っていた俺の前の席の椅子を律儀にきちんと奥までしまって自分の席へ帰って行った。
そろそろ読者のみんなが気になり始めているであろう僕の紹介をしよう。僕は野堀信也。涵養高校に通う男子高校生。勉強、運動、顔どれをとっても平均的で優れていることはラノベの早読みだ。身長も170と平均的ではないだろうか、、もちろん彼女はいない。
はあ、モテたい、、、、、
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