繋がれた少女
@crescentscientist
第1章 糸に繋がれて
鳥の囀る平和な朝が訪れ、僕は支度し学校へ向かう。
いつも通りの日々であるが、そんな日々に少しずつ変化が。僕は毎朝、ある少女に惹かれていた。その少女の名は、姫に月とかいて「ゆき」といい、身長は僕より少し小さく、白狐のように綺麗で、カラスのように黒い流れる長髪の少女である。
彼女に惹かれるようになったのは、いつの日だろうか。
僕は昔から月が好きだった。その中でも特に、「三日月」の存在が好きであった。姫月には「月」という字が入っている。そして彼女のまつ毛は三日月のような弧を描いている。そして、孤独である僕に対して優しいのだ。僕は姫月に恋心を抱いた。
僕は彼女に対して、糸を紡いでいる。
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