異世界でチートなスローライフを！

第1話 私、転生しました。

｢んん…｣

眩しい、ここは何処だろう。私は…

｢そうだ…確か、仕事が終わって帰ろうとしたら…｣

｢目は覚めましたか？葵さん｣

｢え？｣

｢初めまして、私はこの世界の神です。いきなりそんな事を言われても信じれないと思います、ですが、今は信じてください。｣

｢は、はぁ…。っと、そんな事よりここはどこなんですか？私はどうなったんですか？｣

｢ここは神の世界、あなた達で言うところの天国というやつです。そして、あなたは死んでしまいました、まあ、働きすぎて過労死してしまったんですね。｣

やっぱ私、死んだのか…

もっと生きてたかったなぁ…

まあ、終わったことはもうどうにも出来ないから

諦めよう。そんな事より、

｢そうですか…。この後、私はどうなるんですか？｣

そう、この後の事が気になるのだ。

｢そうですね、あなたには2つの選択肢があります。1つは、このまま天国へ行く、もう1つは、転生する、です。｣

転生？俗に言う異世界転生ってやつかな？

念の為聞いておこう。

｢転生と言うと？｣

｢ええ、そうですね、簡単に言うと異世界に転生してもらいます。｣

ふむ、やっぱりそんな感じか。

異世界転生って言うと魔王を倒したりとか世界救ったりしなきゃいけないのかな？

｢転生したあと、何かしなきゃいけないんですか？｣

｢いえ、特にこれといってやる事はありません。のんびり暮らしてもいい、冒険者として旅に出てもいい、そんな自由な感じです。｣

なんて魅力的なのだろう、このチャンスを逃しては行けない、ここで決めなきゃ一生損する気がする。

まあ死んでるから一生も何もないけどね(笑)

｢では、どうしますか？｣

｢異世界転生、させていただきます！｣

｢分かりました、最後に貴女へ神の贈与（ギフト）を授けます。転生したらどのように生きたいですか？｣

｢のんびりスローライフがしたいです！｣

｢では、貴女の役に立つ能力（スキル）を贈与（ギフト）させて頂きます、では、よい第二の人生を！｣

その言葉を聞いた瞬間、私をまばゆい光が包んだ

私は、まだ見ぬ新しい世界へ胸を踊らせながら旅立った