第33話 終結

「司令官、後方から凄い勢いでメイン機が突っ込んできます」

 司令部からの連絡で、霧島隊の機体にもその様子は耳に入った。尋常とは思えない速度で、メイン機がこちらに向かっているとの情報である。

「来た、応対する」

 そのメイン機が激しい衝撃で隊長機に衝突するが、隊長はその機体を押し戻そうとする。

「隊長!」

「お前らは装甲車が逃げないように頼む。ここは俺が引き受ける」

 そして隊長は、ダガーを取り出し、普通の大きさではないメイン機に対して刺すのであった。その間、三宮と霧島がジャンプして装甲車を包囲すると、この場の戦いは終結するのであった。

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