第9話 ありえない

 ひょっとしたらカタルシスと仲良くなれるかもと考えた霧島裕司ではあるが、そんな事はあり得ないとも思う節があった。何故なら、カタルシスがそんなに友好的なら、きちんとしたやり取りがあると思ったからである。しかしながら地球に来たカタルシスは、ロボット兵器を駆使しながら地球を蹂躙しつつあるではないか。奴らの頭は、侵略者と変わらないと思うのも納得なのである。

 霧島裕司はそれでスマホの音声を聞きながら、これからの侵攻に備えたのである。

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