Episode 55「スキル確認」
・『爆破トラップ』
・『罠職人』
・『爆弾生成』
・『投擲』
・『飛弾操作』
・『ラッキールーレット』
・『ラッキーカード』
・『アースクエイク』
・『グランドランス』
・『クリエイトゴーレム』
・『ライフギフト』
・『ポイズンブレス』
・『ソーラービーム』
・『プラントフィーラ』
・『吸収進化』
・『竜体化』
まだ能力をちゃんと理解してないスキルや魔法はこのくらいかな。
大量のポーションを持ってきたからMPやSPが尽きる心配は無い。これで思う存分発動できる!
◇
まずは『爆破トラップ』、『罠職人』、『爆弾生成』の3つ。
――『爆破トラップ』――
・使用条件:スキル『鍛冶』を所持
・パッシブスキル
――【EFFECT】――
・爆破系罠を作成可能
・自分が設置または作成した爆破系罠の威力を上昇させる
――――――――
順に発動していこう。
まずは『爆破トラップ』。
――なんか設置型の爆弾ができた。
めっちゃあっさりだけど、まぁこんなものかな。
で、とりあえずこれを設置して……自分で踏む。
…………何も起こらない。
ふむふむ、これは自分には発動しないらしい。
で、設置した罠は取り外し不可。
よし、一個目終了!
この調子で次に行ってみよー!
――『罠職人』――
・パッシブスキル
――【EFFECT】――
・スキル『鍛冶』でレベルに合ったあらゆる罠を作成可能
・罠の設置速度が上昇する
・設置した罠が敵に見つかりづらくなる
・自分が設置した罠の威力を上昇させる
――――――――
これは、さっきの『爆破トラップ』と違って、スキル『鍛冶』を使用しなきゃならない。
その『鍛冶』というのは、作成キット(?)的な道具が無いとできないから、『罠職人』もここでは使えない。
とは言っても、残りの3つの効果はちゃんと働くみたい。
『罠の設置速度が上昇する』。これはさっきの爆破トラップで確認済み。
『設置した罠が敵に見つかりづらくなる』。うーん、確かに半透明になってるけど、見つけづらくなる程ではないかな。多分、私が罠を設置した張本人であって、敵じゃないから、だろうけど。
『自分が設置した罠の威力を上昇させる』。今は確認のしようがないけど、『爆破トラップ』の効果も重複して、威力はかなりの期待ができそう。
さあ、次!
――『爆弾生成』――
・使用条件:スキル『鍛冶』を所持
・パッシブスキル
――【EFFECT】――
・レベルに合った爆弾を生成可能
――――――――
これも『爆破トラップ』同様、作成道具が無くともポイポイ作れる。
大きさは、広げた片手くらい。
ポイポイって言っても、一個につき30秒くらい掛かるから、戦闘中ではあんまり役に立たなさそう。
で、投げたり、踏みつけたりと、ある程度の振動を与えれば爆発。
牽制くらいにはなりそうかな。
ふぅ、これで3つ完了。
MPもSPも使わないし、思ったよりあっさりと終了した。
まぁ、早く終わるのは良いことだ。
さて、どんどん行ってみよう。
――『投擲』――
・パッシブスキル
――【EFFECT】――
・ある程度球体の飛び道具の投擲に大きな適正を得る
――――――――
これは爆弾も投げれるっぽい。
ということで、『爆弾生成』で新たに作り出した爆弾を、「遠くに投げるぞ」とちょっと意識して投げてみればあら不思議。
STRが低くてリアルでも非力な私でも軽々と遠くに投げれた。
距離だと、ざっと十数メートル。
私が作り出す爆弾って割と重いから、これって凄いほうなんじゃないかな?
それに、本気を出して投げればもう数メートルくらい伸びそう。
――『飛弾操作』――
――【EFFECT】――
・自分又は相手の飛び道具、飛弾系魔法及びスキルを、攻撃直後に操作することができる
・止めたり、威力や速度を落とすことは不可能
――――――――
次は、この『飛弾操作』。
これ、相手の道具やスキルとかも操作できるって考えると、大分使えそう。
その分、反射神経が必要だけどね。
それはそれはとして、このスキルで試したいことが二つある。
一つは、『爆弾生成』で作り出した爆弾は操作可能なのか。
結果だけ言うと、全くできる気がしなかった。
もっと言えば、手ごたえはあったんだけど、重すぎて動かせない感じだった。
だから多分、もうちょっと軽い爆弾だったら操作できるのだろうけど、『爆弾生成』では同じ爆弾しか作れないから、今は試せない。
そしてもう一つの試したいこと。
それは、私の持つ『白龍鱗のショットガン』から発砲した銃弾を操作できるか否か。
早速、装備して試してみる。
発砲、すぐさま操作。
……………………。
で、できた!
めっちゃ微妙だったけど、できるにはできる!
それで色々と試してみて、わかったことがある。
操作と言っても、スキル説明欄にある通り、動きの静止や原則は不可能。
加えて、急な方向転換や速度の上昇もできなかった。
せいぜい、緩やかに軌道をカーブさせるくらい。
しかも、銃弾自体の速度が早すぎるから、目標に到達するまでに曲げられる幅は、大きくて1メートル。
速度の遅い攻撃なら、勝手は違ってくるだろうけど。
寧ろ1メートルも曲げれたことを良しとしよう。
――『ラッキールーレット』――
・1日1回使用可能
・SP50消費
――【EFFECT】――
・使用するとランダムでパッシブスキルが現れ、1日間、そのスキルが使用可能になる
――――――――
使用条件は『ラッキーダイス』と同じ。
効果も、説明通りだろうけど、実際どんなスキルが出てくるのか確認という意味合いも込めて、
《スキル『ラッキールーレット』を使用――『フレアアッパー』》
別に思うところなんて無かった。
強いて言えば、本当にランダムなんだなぁって理解したくらい。
この『フレアアッパー』というスキル、確認してみたところ、火属性の攻撃威力を上昇させるだって。うん、今の私には関係ないね。
けど、運が良かったら超強いスキルになる可能性もあるんだよね?
その運に、私のLUKが作用されるのかは知るよしも無いけど、これから、思い出した時には使っていこうと思う。
――『ラッキーカード』――
・1日1回使用可能
・SP50消費
――【EFFECT】――
・使用するとランダムなイベントが、スキルを使用したフィールド内に出現する。そのイベントは、スキルの使用者にしかイベントを発生させない
――――――――
『ラッキーダイス』、『ラッキールーレット』と同じ、ラッキーシリーズ。その名も『ラッキーカード』。
早速使ってみようとしたけど、よく考えてみれば、私がいるフィールドにイベントが発生たとしても、今いるフィールドってめっちゃ広いから、いちいち探すのがめんどくさいなぁと思い立った私。
なので、この後でどっかの街で使用することにした。
――『アースクエイク』――
・魔法
・MP100消費
――【EFFECT】――
・周囲の地面を一定時間揺らす
――――――――
要するに、小規模な地震を起こす魔法。
私は、魔法が依存する数値、INTが低いから、尚更小規模だったけど。
それでも、おっとっと、となるくらには揺れた。
震度的には、揺れは強い方だと思う。けど、小規模なのはその範囲。
私の感覚によると、私を中心に半径5メートルくらいにしか影響は無かったと思う。
本当に小規模。
残念ながら、使うタイミングは全く想像ができなかった。
――『グランドランス』――
・魔法
・MP40消費
――【EFFECT】――
・周囲の地面、壁、天井などから、その物質の突起を出現させる
・同時に5つまで出現可能
――――――――
さっきの『アースクエイク』と比べると、嘘のように強い!
『グランドランス』を発動させると、発動させたその場所には、尖っていて私よりちょっとだけ低いくらいの高さの、岩石質の突起が勢いよく飛び出す。
私のINTが低いことに変わりはないから、素の威力は低いと思う。けど、衝撃はある。
レイミーから聞いた用語だけど……『ノックバック』が高い。で合ってるのかな?
簡単に例えると、『殴られても痛くはないけど、めっちゃ吹っ飛ぶ!』ってこと。
しかも、最大5つまで出現させられる。
フィールドを利用した戦い方ができそうだね。
――『クリエイトゴーレム』――
・魔法
・MP・SP150消費
――【EFFECT】――
・近くの地面から物質を集め、ゴーレムを造る
・個体は地面の物質に依存する
・強さはスキルを使用者のレベルに依存する
――――――――
これ、ちょっと気になってたものの一つなんだよね。
それじゃあ、
「『クリエイトゴーレム』!」
叫んでみる。
すると、近くの地面がぼこぼこと変形して、一つの場所に集中し、みるみる内に簡単な人型になる。更に細かいところまで石が集まって固まる。最後に発光したかと思えば、クリっとした宝石のような眼が付け足されていた。どうやらこれで完成らしい。
か、可愛い!
ゴーレムと言うくらいだから、『岩石ゴーレム』みたいな感じかと思っていたら、想像以上に小さかった。まるで人形のよう。それが可愛さを際立たせているんだけどね。
加えて、大きくて青い眼!
うん、良い! ペットにしたい!
因みにこれ、制限時間とか無いから、壊されたり解除しない限り、従魔扱いになる。
うん、もはやペット同様!
こんなキュートなゴーレムを、戦いに参加させるなんてことはできない!
あ、クロは別だよ。だって強いし。いやほんと強いし。と言うか、待機しててって私が言っても、勝手にブレス放っちゃうんだもん。
まあ? そこが可愛いともいえるんだけど?
だけど、この小さなゴーレムにはステータスが無いわけで。
強さは使用者のレベル――つまりは、私のレベルに依存するんだけど、実際に数値化されてないのだから、強さの確認ができない。
酷なことを言ってしまえば、このゴーレムには自我が無いから、『私を守って』とでも命令すれば簡単に従うようにできてるんだけど……そういうのはやっぱり嫌だよ。
そ・こ・で!
――『ライフギフト』――
・相性の良い食料を大量に消費
・なんらかの生物を
――【EFFECT】――
・対象に自我が芽生える
――――――――
このスキルの出番!
能力の説明を見た時、なんだこれって思った。
だけど、今さっき理解した。なるほど、ゴーレムを完全なる動物にできるのか! という。
でも条件が良く分からない。
この『相性の良い食料を大量に消費』って。……ゴーレムって何食べるの? 石から生成したから、石を食べさせれば行けるの?
そう思ってやってみた。
できた。
できました。
できちゃいました。
岩山の一部である地面を指差して、「これ、食べて」なんて冗談で言ってみたら、かじりだして……あろうことか、
《個体名『岩石ゴーレム』が従魔になりました》
って表示も出てきて。
ゴーレムはそのままでも従魔扱いだったんだけど、それでも、さっきまでのは仮としての従魔。
だから、こんな表示が出たってことは、クロ同様の完全な従魔になったというわけで。
まさかゲームの世界でペットと戯れられるとは!
あ、そうそう。そのついでにわかっちゃったことがあるんだけど。
この子、岩を食べたら大きくなっちゃったよ。
もしかしてと思って、もっと食べさせてみたら、もっと大きくなったよ。
どこまで大きくなれるのか訊いてみれば、止まることなく食べだして……本来の『岩石ゴーレム』よりも、一回り二回りも大きくなっちゃった。
……凄いね。
私、ゴーレムちゃんを見上げたまま、10分以上ボーっとしちゃった。
でも、可愛いのには違いないわけであって。
『ライフギフト』の効果で自我が芽生えた彼女(彼?)は、いっそう可愛くなって。
でね、ずっと見つめてたら、ゴーレムちゃんのステータス画面が出て来たんだよ。
そう、ステータス! 従魔になったからステータスがある!
正直、ちょっと期待しながらステータスを見てみたら、
――【岩石ゴーレム】――
・個体名「岩石ゴーレム」
・LV「1」
――【STATUS】――
・HP「40/40」
・MP「20/20」
・SP「40/40」
・STR「15」
・VIT「15」
・INT「5」
・DEX「5」
・AGI「10」
・LUK「10」
――――――――
これ、めっちゃ強いからね?
クロが、HP・MP・SPが30ずつ上昇なのに対して、MPは10劣ってるけど、HPとSPは10上回ってる。
その下のステータスだって、INTとDEXはクロより低いけど、STRとVITはクロよりも高い。
最強従魔がもう一匹増えた!
……………………。
どう反応するのが正解なのかわからない。
で、でも、とりあえず名前を付けたよ。
その方が愛着湧くしね。
――【ツユ】――
・LV「28」☆
▷MONEY「23,943,380」
▷CASINO「40,000,000」
――【STATUS】――
・POINT「0」
・HP「780/780」
・MP「780/780」
・SP「780/780」
(全ステータス30%上昇)
▷STR「234」(760)
▷VIT「234」(1160)
▷INT「234」(160)
▷DEX「234」(350)
▷AGI「1014」(530)
▷LUK「2330」(50)
――【WEAPON】――
▷両手「白龍鱗のショットガン」
▷右手「道化師のナイフ」(納刀中)
▷左手「道化師のナイフ」(納刀中)
――【ARMOR】――
▷頭「毒龍のヘルム」
▶手
▷右「毒龍のガントレット」
▷左「毒龍のガントレット」
▷胸「毒龍のアーマー」
▷腰「毒龍のスカート」
▷足「毒龍のブーツ」
▷その他
「毒龍のマント」
「毒龍の心臓」
――――――――
――【クロ】――
・個体名「ブラックアーマードラゴン」
・LV「24」☆
――【STATUS】――
・HP「2220/2220」
・MP「2220/2220」
・SP「2220/2220」
・STR「740」
・VIT「740」
・INT「740」
・DEX「740」
・AGI「740」
・LUK「740」
――――――――
――【ガゴ】――
・個体名「岩石ゴーレム」
・LV「1」
――【STATUS】――
・HP「40/40」
・MP「20/20」
・SP「40/40」
・STR「15」
・VIT「15」
・INT「5」
・DEX「5」
・AGI「10」
・LUK「10」
――――――――
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