「一年一組!ワンパクライフ」

d雷⊙人⊙風b

第1話 一年

 西野あゆなは中学一年生。


 今日が丁度死後364日経過したコトとなる。

 あゆなの魂は未だに成仏出来ずに現世に留まっていた。一人で死んだのならばおそらくはもうとっくに成仏していたコトだろう。

 しかしあゆながトラックに轢かれる刹那、命をかけて救おうとした男女のクラスメイトが同時に轢かれたとあっては(私の為にどうしてそこまで行動が出来るの?)と自分の疑問に縛られて地縛霊となっていた。


 一年経つ日の午前0時、彼女あゆなの魂に光の兆しが射し込んだ。


あゆな「ひか、り……?」


A「よくまだここに残ってたな!」


B「ホントよねー☆ なかなか来ないから探しに来ちゃったじゃない。 まったく〜☆」


あゆな「ぇ? ぇえっ?! そんな…… アナタ達は! 一体どうして!!」


 あゆなの前に現れた人物は、彼女を救おうとした二人の男女の敷島星儀しきしま せいぎ奈良原伊佐未ならはら いさみだった。


 彼等は何故あゆなの元に現れたのだろうか。その答えはあゆなを包む光を放つ者が答えてくれた。

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