133試合目  久しぶり

 今日は俺は楽しみなことがある。

 初詣イベントを逃した俺たちにとってこれは最大のイベント!!! 球技大会です!!!

 前回と全く関係ない?? そうですが何か問題があるってのか? ああん???

 こちとらね、初めてスマホで小説書いてて指攣りそうなんだよ。

 というメタイ話は置いといて……。

「さあやってまいりました球技大会!!」

 一年生はここで仲良くなることが多い。さすがスポーツ。人と人を繋ぐためにあると言っても過言じゃない。俺もオリンピックとか出てユニフォームを交換してみたいものだな!! 

 なぜ俺こんな話をしているかというと横の地獄を見ないためである。

 競技は女子はバレー、男子はバスケなのだが、怖すぎる。

 女子の方で最近うちのボランティア部に入った京極さんが先輩や同級生構わずボコボコにしている。悪夢だ。

 そして京極さんのクラスの仲間が完全に龍が如くのモブみたいになっている。もはや畏怖。

そして当人は、

 「くははははあああああ!!! もっとだ!! もっと!!!」

 広角を最大限に上げて舌なめずりをする勢い。アニメの強キャラ感がすごい。

 だろうなあって思ったよ。あの部活に真面目なやつが入ってくるわけねえよな。

 まあこっちも普通じゃないけど。

「うわあい!! っふ!!! かったー!!!」

 春馬の無双状態だ。なぜこれで運動部に入らないのか。意味がわからない。

 春馬のレーザーシュートをぎりぎりで避けた男子の頬はまるで刃物で切ったかのような一本線の傷ができていた。

 兵器じゃねえか。誰か専用ルール作らねえと死ぬぞ。

「おらー!!」

 俺も負けじとシュートを打つ。

((普通だ))

 一般生徒は皆同じことを思う。

「誰がふつうだぁぁぁぁ!!!!!」

 西屋敷が打つシュートが青峰のようになる。

「や、やばいあの2人……!! 青鬼と赤鬼だぁああああああ!!!! こっちにくるなあああ!!!!」

 相手チームの男子生徒は涙目で震えながら逃げ惑う。

 そんなにビビるなよ。こっちが悪者みたいになるだろうが。

「あははははは!!! もっとやろうよー!! にげないでー!!!」

「やめてくれえええええ!!!」

 春馬はその人を追い続ける。

 やっぱ悪者かもしれない。


 こうして試合は続いていく。試合中横目で女子のコートを覗いてみるとやはり京極さんが強い。相手チームはバレー部主将率いるチームだがそれをまるで虫ケラのように蹴散らしていく。怖い。こんな人だとは思わなかったがなんか納得だ。まあ試合に真剣なのはいいことだ。

「はあああああああ!!! ぶっとべええええええ!!!」

 バレーでする発言ではないが聞かないことにした。

 


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