74試合目 活動開始……。
俺たちは一通りの説明を受けた後、大体の今後の予定を聞かされた。
「え~……。とりあえず、大きいイベントだとリア充製作委員会発令:文化祭&体育祭 別称、サルの惑星が一番近いな……」
おい、体育祭と文化祭のことなんだと思ってんだ。
「ま、またすごい別称ですね……」
鈴、触れるな。ケガするぞ。
「あんなもんそうだろ……? 勉強にはやる気出さなくてこっちは困ってるっつーのに文化祭と体育祭だけあんなはしゃぎやがって。ふざけてんのか。しかもなんだ??テストが近いっていうと、『文化祭と体育祭で疲れたから無理~』とか『授業が面白くないから成績伸びなぁい』とか何被害者ずらしてんだよ、って話だよ。それから……」
この後、ほぼ先生の愚痴を10分ほど聞かされた。しかもヘビーすぎる内容だった。
「せ、先生!! もうわかりました!! 次に行きましょう!!」
「あ?? そうだな……こっちもさっさと終わらしたいし。とりあえず今日の活動は生徒会の手伝いだ。さあいけ、歯車ども」
え? 俺たちのこと歯車って呼んでるの……?
少し引っかかる部分もある俺たちだったがとりあえず生徒会室に向かうことにした。
「失礼します」
そういうと俺は生徒会室の扉を開いた。
「あら、いらっしゃい。とおく……徹さん」
待っていたのは凛含む生徒会の皆様だった。
「どうも~! 待ってたよ諸君!! 私は生徒会書記
赤髪にボーイッシュであからさまに運動部っぽい見た目をしていてとてもさわやかな人が手を差し出し笑顔で挨拶をした。
(とてもいい印象の人だな)
そう思いながら俺は握手をした
「どうも……っていたたたたたた!!! 力つっよ!!!」
こいつ!! 春馬と同じ匂いがする!!!
「私は生徒会会計
ブロンドの髪に、背は小さくなぜか白衣と飴を食べている……
(え??? なんて???)
「私は副会長のリドリー・案・スッコル・ジェニファー・岸・アリエリー・ゴリ・ブライアン・グラッド・島・ぺぺぺぺぺ・ニーモス・ビオラだ。この前は世話になったなぁ!! 小僧」
(なんだよその復活の呪文みてえな名前は……ってこいつ凛の取り巻きのゴリラ……。副会長だったのか!)
「そして私が生徒会会長 和倉 凛です。改めましてよろしくお願いします」
おお……意外と会長モードはピシッとしてるんだな。絶対ぼろが出てると思った。
「凛、意外としっかりやってんだな!」
「「「凛???」」」
「おい小僧? 呼び捨ては握りつぶすぞ?」 「脳内にウイルス分布を開始します」 「去勢しよう!」
え?
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