3試合目 彼女の本性
おっとーーー???開幕申し訳ないがいま目の前の彼女に殺すって殺害宣言されました。どうも西屋敷徹です。
あれれーおかしいぞぉ??俺はこの天下のさくら様に何かしたかなあ…
「一つ聞くが、俺は何かさくらさんにしたのかな???」
胸ぐらをつかまれた状態で聞いた。
「した。西屋敷、お前春馬君とデレデレしすぎなのよ。」
「ん?」
ちょっと待て。この女何言ってるんだ???俺と春馬がデレデレ???
西屋敷には全くの検討もつかないことであった。
「デレデレなんかしてないぞ!」
「嘘つくな!お前と春馬君ができてるって二年生の女子の間では噂になってるのよ!!!」
「まてええええええええええい!!!」
ああ。百歩譲ってさくらさんに勘違いされるのはいい!!いやよくないけど。
それより二年生の女子全員!?おいおいおいおい。俺の青春いちゃいちゃライフが
BL汗臭腐卵パラダイスになっちまう!???
「違う!!誤解だ!!!」
「何が誤解だ!!!いっつも二人でごはん食べて、一緒に帰って、家に入ってお金の取引をしてプレイしてるって私は聞いた!!」
人生ゲームな!???
「誤解だ!!大体…」
西屋敷が弁明をしようとした瞬間体育館の扉が開き
「西屋敷!!!ただいま!!!いつもみたいにかけてくれよ!!」
と満点の笑顔で春馬が言った。
「西屋敷…貴様!!!ナニを毎日かけてるの!!?」
小声でさくらは言ったが、顔で怒ってるのがわかる。
「制汗スプレーだ!!!!」
後で春馬には最高のかき氷を死ぬまで食わせてやろう。
「っていうかさくらさんまだいたんだ!!!」
「ぐへ!!!!」
おいおいその言い回しはさすがにさくらさんも黙っちゃ…
「そうなんです!!!西屋敷さんと意気投合してて♡春馬さんと話したいなっておもってたんですよお」
ん???意気投合???
「いや、俺さくらさんに殺さ…」
それを言おうとしたとき彼女は口パクでこう言った。
言ったらコロス。
「コロッセオいきたいなあっていう話してたんだよぉ!!!!ははは。」
はあ。
さくらさんが春馬を好きなのは本当なのか…もはや狂気だ。怖い。
「ところでさくらさん。このkってなんなんですか?」
西屋敷は聞いた。
「プラムのkでしょ???」
うん。とりあえず春馬は黙ってろ。
「おしいね!!!正解は筋トレのkでした!」
惜しくない。ってか春馬にだけ甘くない??
俺の事前情報ではクールで本を読んでてまったく話さないって聞いてたけど、めっちゃ感情豊かだし(喜怒のみ)、すごい話すやん。
そんなことを考えてる俺を見るときだけ一瞬顔が真顔になるさくらさんの顔はもはやスロットのように見えた。ギャンブルしたことないけど。
「ところでよかったら春馬君。一緒に帰りませんか?」
「ごめん。俺、西屋敷と帰りたい。」
おっと。うれしいようでそれがその西屋敷を遠回しに痛めつけてるんだわ。
ほらあ。めっちゃさくらさんにらみつけてくるじゃん。こわ。
「そ、そっかー。なら仕方ない。西屋敷君もこれからよろ死くね!!」
そういうと相川さくらは荷物を持って体育館を出て行った。
なんかしの強調すごくなかった???
と心で思う西屋敷をにらみつけて…
「ところで制汗スプレーまだ?」
「かき氷食べに行こか。」(まだ春)
「うん!」
この後いっぱい食べ、ギブアップしたのは西屋敷だった…
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