第23話 The criminal is Italian
「で、涼ちゃん、大丈夫?」
国際電話で総板長と板長が話している。
「はい、幸いにも、大きな怪我はなく。ですが、頭を打ったみたいで、病院に担ぎ込まれたときには意識がなかったそうですが」
「そないなこと2回も言わんでよろしい。で、今はどないですのん?」
「はい! あと三日で開店です」
「そうかいな。まぁ、開店日遅らせることにはなったけど、無事開店日を迎えられそうでよかったわ」
「はい、とんでもない目に会いました」
「何言うてますのん、いざと言う時には、何んかが起きるもんだす。ほんで、犯人は捕まったんですか?」
「はい、今のところ、涼太がうわごとで言っていたイタリア人の名前だけが頼りのようで捜査は難航しているそうです」
「ほんま、けったいな話やなぁ。その イタリアン マフィア 。涼太を窓から突き落として、何んにも盗らんと逃げたんでっしゃろ?ほんま、けったいやわ」
「はい、けったいな奴です」
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